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英語はネイティブでなければダメ?

★幼児期からの英会話

幼少期から英語を学ばせるにあたり、親御さんのいわゆる「ネイティブ神話」には根強いものがあります。まずは耳から入る幼児にとって「生の声」を聞かせるほうがいい、というわけですが、もちろん、これはこれで正しい答えであると思います。しかし「そうでなければならない」かと言われれば、別の考え方や実践方法も様々です。
わたしの知人の中には日本人夫婦でありながら、塾にも通わせず、高価な英語教材も与えず、テレビとラジオと英語のCD(それも一般のポップス)だけで、子供さんを立派なバイリンガルに育てたご家庭があります。ちなみにこのご夫婦は全く英語が喋れません。
また、インドのご主人と結婚された日本人女性(ご夫婦の会話は全て英語)が、インターナショナルスクールにも入れずに、癖のないきれいな英語をマスターしたお嬢さん(当時小6)を目の当たりにして、たいへん驚いたとともに感心させられた経験があります。
ここで言いたいのは子供は「生の声」「完璧な英語」でなくても、いくらでも軌道修正が可能で、きれいな英語を話すことができる「天才」だということです。

★世界で話されている英語

英語は現在、国連加盟国193ヵ国の内、70ヵ国以上で話されていると言われています。ただし、人々が英語をどのように生活に取り入れ、使っているかは、国によって異なり、主に以下の三つのグループに分けることができます。

・英語を母国語とする国
アメリカやオーストラリア等のように英語母語話者(ネイティブスピーカー)が多い。
・英語を公用語とする国
シンガポールやインド等のように国内で教育や仕事のために使用している。家庭では異なる言葉を話す場合が多い。
・英語を国際語とする国
日本や韓国のように、国内では英語を話す環境は少なく、国外で英語を話す機会が多い。

これらを人口に当てはめると母語使用者が4億人、公用語使用者が7億人、そして国際共通語として捉えている人たちは母語人口の3倍以上と言われています。つまり、世界規模で見れば英語を母語とする人より第二言語または国際共通語として使用する人のほうが断然多いのです。

★多様な英語を聞き取る力

このように、今の子供たちが将来、海外でまた国内で英語を使う機会に遭遇したとして、それがアメリカ人やイギリス人、つまりネイティブスピーカーである可能性はどれくらいかは想像に難くありません。わたし自身、大人になってからアメリカンイングリッシュに接する機会が多かったため、少々、ブリティッシュイングリッシュは訛り(?)っぽく感じます(どちらが本流かは別として)。ですが、これを子供時代に色々な発音の英語経験をさせることで、同じ語句でも微細な発音の違いを自動認識する能力を自然と身につけるようになるのです。
私たちのスクールにはネイティブスピーカーがいません。しかし、日本人講師をはじめ他の国のスタッフも流暢な英語を話します。たまに親御さんから「日本人の先生はどの程度の英語力ですか?」と尋ねられることがありますが、大切なことは現在の環境において、多様な英語を聞き取る力を養うことにあります。そして他国の子供たちを交え、全員が多様な英語でコミュニケーションする姿が理想的と言えるでしょう。ですから、多様性のあるインターナショナルスクールの子供たちが皆、きれいな英語を話すのはそれが理由なのです。

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