1. HOME
  2. ブログ
  3. 小学英語から語彙力を・・!

小学英語から語彙力を・・!

「先生、「合意」ってなんですか。・・「協定」ってなんですか。・・」

受験シーズンを終える今頃の時期になると、しばしばある生徒のことが思い出されます・・それは難関といわれる私立中学への合格を目指していた帰国子女のAさんです。

入試では英文でのエッセイの他、英語の長文読解問題などが選択科目として課されますが、Aさんを指導する中で度々困ったことが起こりました。それは、英語をそのまま英語として理解していることの多いAさんにとって、日本語の「熟語」の意味するところが何であるのかを理解することの難しさでした。

冒頭の質問にある「合意」は英語でいえば「agreement」にあたるわけですが、Aさんが今までやっていた、問題文の前後の文脈から何となく意味を類推すること、つまり動詞として唯一知っている、「agree=賛成する」の意味から派生した意味を持つ何らかの名詞形の言葉と捉えること、この方法が「合意」、「協定」という、Aさんにとっては未知の日本語の熟語に置き換わった時点で通用しなくなってしまったのです。
このAさんに圧倒的に不足している日本語の「語彙力」は、短期間でアップ出来るものではないからこそ、大いに指導側を悩ませました。

「語彙力」・・この言葉を調べてみますと、どれだけ多くの言葉を知っているかという能力、またどれだけそれらを使いこなせるかという能力、とあります。
この「使いこなす」というところは非常に重要で、例えば私達が英単語を習得しようとする時は、その単語の持つ中核的な意味(コアイメージ)と文中でどのように使われているかを例文と併せ覚える作業を必須とします。例文ごとに単語の意味するところが違ってくるのを見れば、英語というものがいかに汎用性の高い使われ方をする言語であるかが分かるからです。
逆に言えば、コアイメージのみで「類推する」だけでは語彙は広がらないのであって、教科書以外の「用途例」を沢山覚える、出来れば実体験を伴った、例えば本、ニュース、音楽、映画、旅行先等々で見聞きした英語を身に付けていくということが、知的好奇心の旺盛な児童期にとっては非常に効果的な方法といえるのではないでしょうか。

では具体的に小学英語で習得すべき英単語数はどのくらいなのでしょうか。
大幅に改訂された英語教科書の実態を見てみますと、先ず目標として設定されているのは5・6年次における「600語~700語」という語数です。この語数が習得出来ていることを前提として、中学卒業時までに1600~1800語、高校卒業レベルとして4000~5000語程度という数値目標が掲げられています。

これを現状の教科書と比較してみますと中学卒業時は現状より600語増え、高校卒業時には2000語増えることが分かります。また教科書によっては取り扱う新出単語数が、中3時には旧教科書の実に254%増加しているものもあり、いかに語数の履修スピードが「加速度的」に考えられているかということも併せると、単語学習の抜本的強化は英語教育改革の先決事項であったことが分かるのです。

そしてこの学習スピードを支えるものとして大きな役割を果たすのが「小学英語」とその「習熟度」です。
従来と異なりbe動詞、一般動詞から一気に入る中学英語は、小学校で習った単語と格段に増加した新出単語の運用練習がメインとなり、大前提となる小学卒業時の習熟度が大きく問われることになりました。
このため中学1年のスタート時につまずかない為には「小学英語から語彙力を上げる」、ということが最も重要であり、さらにこれを早期に獲得していくことは、難化したリーディングや今後強化が求められるスピーキング、また自らのオピニオンを述べるようなライティングの場にも絶大な波及効果をもたらすでしょう。

「先んずれば人を制す」・・英語教育改革により求められることとなった「4技能」の高い水準と強い連動性を持つレプトン英語の学習システムはグローバル化社会を生きていく子供たちの総合的な英語力の根幹を支えていきます。

レプトン英語をもっと詳しく・・

関連記事