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「多読」のすすめ♪

多読のすすめ

洋書の翻訳は、時として意訳や誤訳に近いものがあると感じることがあります。
例えば有名な戯曲である「奇跡の人」・・数々の映画や舞台として描かれ誰もが知る作品ですが、実はこの「奇跡の人」自身はヘレンケラーではなく、恩師であるアン・サリヴァン先生を指していることを皆様はご存じでしょうか。

邦題「奇跡の人」の原題は「The miracle worker」ですが、この「奇跡的な仕事をする人」が誰あろうサリヴァン先生であることは、ヘレンケラーに生涯寄り添い続けた偉業とともに、彼女自身の壮絶な半生を知ることで、より意味深いものとして人々の心に刻まれるでしょう。
アイルランド系移民の極貧家庭に生まれ、幼少期の病気により盲目となった少女アンは幼くして母と弟を亡くし、やがて父に捨てられ孤児院で14歳までの絶望的な日々を過ごします。その後数度の手術と訓練により、かろうじてある程度の視力を回復したアンは勉学に目覚め、猛勉強の末に盲学校を首席で卒業するまでに成長するのです。
裕福な出自であるヘレンケラーの家庭教師として職を得たのは、最初こそ貧困からの脱却ではありましたが、影となり日向となり、障碍者福祉の発展に全力を注ぐ彼女を支え続けた人生はもはやライフワークというより、「使命感」という一念以外のものでは成しえない献身の精神そのものであるといえるでしょう。

二人が同じような障害、そして心の闇を抱えながらも、魂が共鳴しあう運命的な出会いを果たし後世に語り継がれる存在となったあの象徴的な場面は、「奇跡の人」の作品の元となったヘレンケラーの自伝「わたしの生涯」の原書の中にこのように描かれていました。

Someone become drawing water and my trainer located my hand below the spout. As the cool stream gushed over one hand she spelled into the opposite the word water, first slowly, then hastily.
Suddenly I felt a misty consciousness as of something forgotten—a thrill of returning thought; and one way or the other the mystery of language become found out to me. I knew then that “w-a-t-e-r” supposed the first-rate cool something that was flowing over my hand. That living phrase awakened my soul, gave it light, wish, pleasure, set it free!
Everything had a call, and every name gave birth to a new notion. As we returned to the residence every item which I touched seemed to quiver with life. That turned into because I noticed the whole thing with the ordinary, new sight that had come to me.
訳:誰かが水をポンプから出し始めると、先生は私の手を取って、その注ぎ口の下にかざした。冷たい水が手の上に流れるや否や、先生はもう片方の手に、最初はゆっくり、次に速く、waterという言葉を指で書いた。突然、忘れられた何かのような、霧のかかった意識、考えが戻ってくる震えを感じた。そしてどちらにしても、言葉の謎が分かった。その時、私はw-a-t-e-rが手の上を流れる冷たい何か素晴らしいものだと分かった。その生き生きした言葉によって、魂は目覚め、光と希望と喜びが与えられて、解き放たれたのだ。
全てのものに呼び名があり、全ての名前が新しい概念を生み出してくれるのだ。部屋に戻ると、手に触れるありとあらゆるものに命があって震えているような気がした。というのもそれは、平凡だと思っていたものが、全く違って見えるように感じられたからだ。

「行間を読む」という言葉があります。文章には直接表現されていない作者の真意や意向を感じとるということですが、文章を読み進めながら鮮やかに蘇る情景とヘレンの変わりゆく心情が行間の中に切々と響いてくるようで、あらためて読書は新しい景色や世界を見せてくれるものであることを感じずにはいられません。

より多くの本に触れ、内容把握を目的にどんどん読み進めていく「多読」は、子供たちの見聞を広め想像力を豊かにするだけでなく、英語学習においても長文読解力や語彙力など、授業だけでは習得出来ない英語の運用能力を高める効果的な手段として広く知られています。

レプトン英語の「レプトンリーディングファーム」はネイティブ向けの教科書「Leveled Readers」をすべて電子化し、ネイティブの音声によるe-bookが「多読」「多聴」できるだけでなく、e-ラーニングによる「レベル診断」と「単語学習」、また読書後に「理解度チェックテスト」で学習進度をサポートする機能までがついた自立学習教材です。
童話や民話、小説などの「物語文」(フィクション)をはじめ、偉人の伝記、科学、歴史、社会など入試や検定試験の出題として頻出の「説明文」(ノンフィクション)がバランスよく含まれているので、生徒は幅広いジャンルの本を読みながら、ネイティブの発音や話すスピードに沢山触れることで飛躍的に語彙力が向上し、最終的には英語の語順のままで英語を読み、理解できる力が身に付けられます。

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